地震や台風、洪水といった災害の際、スマートフォンは通信手段であると同時に重要な情報収集ツールだ。しかし、停電になるとバッテリ切れが避けられない。そこで、被災時に利用できそうなスマートフォン充電デバイスとして、塩水対応の「Hydra-Light Salt Water Charger/Lantern」、風力による「Trinity 400」、熱を使う「Warpfive Generator」、太陽光の「HeLi-on」など、コンパクトな発電装置を紹介してきた。
今回クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で見つけた発電装置「Bioo Lite」は、なんと植物の光合成を利用してスマートフォンやタブレットを充電するという。
Bioo Liteは、なんの変哲もない高さ21×縦11×横11cmの植木鉢。電力を取り出すためのデバイスが内蔵され、充電用USBポートが設けられている。出力は3.5V、0.5Aで、少し頼りないが充電できる。
光合成から発電に至るプロセスは、光合成の過程で土へ排出された成分が電気エネルギーに変わるとだけ説明されている。特別なメンテナンスは必要なく、植えた植物を普段通り育てればよいそうだ。
太陽に照らされていない夜間でも、充電可能。1日にスマートフォンを2回から3回フル充電できる電力が得られるとしている。
Biooには、Bioo Liteより大きな電力が得られるサイズ100×100×25cmの「Bioo Panel」もある。これで最大40wの発電が可能という。
Indiegogoでの目標金額は1万5000ユーロ。記事執筆時点(日本時間4月19日11時)で約1万1000ユーロの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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