災害に遭うと、スマートフォンは通信手段であると同時に重要な情報収集ツールになる。電源確保が難しいのでモバイルバッテリを用意しておいても、避難期間が数週間におよぶほど長くなるとバッテリ切れは避けられない。
そこで、持ち運び可能なほど小型軽量にもかかわらず実用的な風力発電機「Trinity 400」を紹介しよう。クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中だ。
Trinity 400は、家庭に設置できる大きなモデルも用意されたTrinityシリーズ風力発電機のモバイル版。発電機本体の重さは3kgで、折りたたみ時のサイズは高さ45×直径8.5cm。いざという時に持ち歩ける。さらに小さなモデルがよい場合は、高さ30×直径5.5cmの「Trinity 50」がある。
設置して付属バッテリにあらかじめ充電しておき、そこからスマートフォンを充電する使い方が一般的だろう。Trinity 400の付属バッテリパックは3万mAhの容量があり、iPhoneなら16回フル充電できるという。
Trinity 400は、風速2mの風で発電を始められる。3万mAhあるバッテリのフル充電には、風速16mで3~4時間かかる。風が弱いときはブレードを飛行機のプロペラのように拡げて風の力を効率よくとらえ、強いときはブレードを畳んで垂直に回転するようにして対応する。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月26日まで。記事執筆時点(日本時間9月29日11時)で、目標金額5万ドルの2倍を超える10万ドル以上の資金を集めている。
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