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被災時に役立つ塩水で点灯するランタン「Hydra-Light」--スマホの充電も

 災害による停電に備え、懐中電灯を用意しておくとよい。しかし、長いあいだ保管したままだと、いざという時に放電して使えなくなっていることがある。また、被災時に電池切れになる心配もある。

 そこで、電池を必要とせず、塩水さえあれば明かりをつけられるLEDランタン型デバイス「Hydra-Light Salt Water Charger/Lantern」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中だ。

塩水さえあれば使えるLEDランタン(出典:Kickstarter)
塩水さえあれば使えるLEDランタン(出典:Kickstarter)

 Hydra-Lightは、LEDを光らせるのに必要な電力を塩水から作り出すランタン。スマートフォンなどの充電も可能な、バッテリ内蔵モデルもある。水と塩さえあれば使えるので、停電時のほかキャンプなどでも活躍するだろう。海水でも使用可能という。

海水でも使える(出典:Kickstarter)
海水でも使える(出典:Kickstarter)

 内部の容器に電解液として機能する塩水を入れると、カーボン製薄膜と「PowerRod」のあいだで反応が起きて電流が発生する。発電によりPowerRodは徐々に溶けて小さくなるので、必要に応じて新しいものに交換しなければならない。ただし、1個のPowerRodで250時間以上の使用が可能で、単3形電池に換算して85本分の発電能力があるという。

1個のPowerRodが単3形電池85本分に相当(出典:Kickstarter)
1個のPowerRodが単3形電池85本分に相当(出典:Kickstarter)

 Hydra-Lightのうち、「PL-500」は内蔵バッテリを備え、USBポートと2.5mmのDCポートからほかのデバイスに電力を供給できる。一方「PL-250」はLEDランタン機能だけを持ったモデル。また、両モデルに接続して使えるLEDライトアクセサリ「AL-100」も用意する。

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月19日まで。記事執筆時点(日本時間3月2日14時)で、目標金額の2万5000ドルに到達間近の2万4789ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと16日ある。

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