Googleが「Google Drive」の新しい同期機能をリリースした。この機能を利用すれば、コンピュータでスペースを節約することができる。
これまで、Google Driveで同期を行うと、クラウド上のすべてのデータがユーザーのコンピュータに複製されていたため、ローカルストレージへの負担が大きかった。比較的容量の少ない1テラバイトストレージのプランでも、その大半を使用しているのであれば、すべてのデータを同期することは多くのコンピュータにとって理想的ではない。
「Mac」および「Windows」向けのGoogle Driveがアップデートされ、ユーザーは同期するフォルダとサブフォルダを選べるようになった。
ほぼすべてのコンピュータは、30テラバイトプランの全データを同期するのは不可能であるため、このアップデートは理にかなっている。
同期するフォルダを選択するには、Google Driveのアイコンをクリックして、「Preferences」(設定)を開いた後、「Sync Options」(同期オプション)に進む。ここに「Sync everything In My Drive」(マイドライブ内のすべてを同期)と「Sync only these folders」(これらのフォルダのみ同期)という新しいオプションが追加されている。
各フォルダには、使用しているストレージ容量が表示されるので、ユーザーは同期対象のフォルダを選択解除および選択することで開放あるいは消費されるストレージ容量を把握できる。フォルダの選択を解除すると、そのフォルダはハードドライブから削除されるが、Drive上には残されている。
また、共有ファイルが移動、削除された際にアラートを表示する機能が追加された。Googleは、コンピュータからのファイルの移動や削除を容易にしたいと考えているが、共有ファイルを削除あるいは移動して他のユーザーがアクセスできなくなる場合に警告を表示するようになる。
新しい機能は、今後数週間のうちに提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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