企業は、Facebook Messengerチャットボットにより、顧客サービスの負担を軽減するとともに、より内容が濃く、パーソナライズされたコミュニケーションによって、一度により多くの顧客にサービスを提供することができるようになる。Messengerボットは、最新の天気や交通情報などの自動化された登録制コンテンツを送信したり、サービスや機能を詳しく説明したりといったことができるようになる予定だ。
検索に関して同プラットフォームは、プラグイン、コード、リンクを利用して、ユーザーが適切なボットを見つけて会話を開始できるように支援する。プラグインをウェブサイトに挿入することにより、「Send to Messenger」(Messengerに送信)ボタンを作成することができる。同ボタンをクリックすると、Messengerでの会話が開始される。また、「Message Us」プラグインも用意されており、こちらはユーザーを直接Messengerに導き、そこから会話を開始できるようにするものである。
「Messenger Links」は、「Page」のユーザー名を使用して、短くて覚えやすいリンクを作成する。このリンクをクリックすると、Messengerとのチャットを開始することができる。同様に「Messenger Codes」は各企業に固有で、携帯端末のカメラを使用してスキャンすることによってMessenger内でのチャットを開始できるようにする。これらの機能は先週から提供が開始されている。
また、Facebookの「News Feed」の広告が、企業検索ツールとして機能することになった。広告をクリックすると、Messenger上のチャットスレッドが開かれる。さらにFacebookは、「Twilio」APIを利用する新しい顧客マッチング機能を提供している。これにより、通常はSMSを介して送信されるメッセージをMessenger上に送信することができる。
Facebookは、「Wit.ai Bot Engine」をリリースし、より深い機械学習と自然言語の機能を搭載したさらに複雑なボットを開発できるようにしている。このエンジンは、Facebookが2015年に買収したWit.aiに基づくものである。
Facebookは、同社「Live Chat」機能の提供をAPI経由で開始したことも発表した。認証済みのページのパブリッシャーは現在、Live APIをPublishing Tools経由またはFacebookの開発パートナーを使うことで利用できるようになっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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