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編集記者のアンテナ

「ラブライブ!」東京ドームのμ’sファイナルライブで見た“18人の集大成” - (page 3)

佐藤和也 (編集部)2016年04月09日 16時30分
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 個人的な話になるが、筆者が初めて見たμ’sのライブは、2013年1月にTOKYO DOME CITY HALLにて行われた2回目のワンマンライブであるNew Yearライブ。今でも当時見たパフォーマンスのインパクトを覚えているのだが、それでも“近くて遠い”東京ドームでワンマンライブを、しかも3年後に開催する未来は想像できなかった。それ以降のライブも見ており、そのたびに毎回驚きを感じていたのだが、今回のライブはそれらをはるかに上回る内容であり、印象に残ったところは全てと言ってもいいぐらいのもの。大会場で遠目から見ても際立つキャスト陣のパフォーマンスや演出、集まったファンのパワーも含めて圧倒されたのが正直な気持ちだ。

  • トロッコに乗って、観客の近くで歌ったりあいさつを行う一幕も

 スマホゲーム「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」(スクフェス)のインプレッション記事で、筆者のお気に入りのメンバーは星空凛と言っているのだが、その観点で見ると、メドレーのショートバージョンにはなったものの「Love wing bell」が披露されたときには、一面が黄色のペンライトに包まれる中で、TVアニメ2期第5話「新しいわたし」で凛がウエディング風ドレスを着て歌唱するワンシーンも上映され、それだけで感極まるところもあった。何より心に残っているシーンは、終盤のファンに向けたメッセージのなかで飯田さんが言った「凛ちゃん見てましたか?私やりきったよ!」の一言だ。

 幕間ムービーの収録コメントで新田さんが、スクールアイドルは限られた時間の中で輝く存在であることに触れ「穂乃果たち9人の思いを形にすることが私たちの役目。穂乃果が言った『やり遂げたよ、最後まで』を言うために、頑張ってきた」と語っていたように、並々ならぬ気持ちを持ってライブに取り組んできたことが伝わるステージであり、キャスト陣だけではなく、アニメーションの9人も加えた18人だからこそ続けられたのがμ’sのライブだと思う。それを支えたのは、キャスト陣がそれぞれに演じたメンバーへの強い愛情からかと感じている。

 新田さんはファンに向けたメッセージのなかで「しばらくこういう形では会えなくなるかもしれないけど、私たちはずっとμ’sです。約束はできないけど、私たちはまたみんなに会いたいと思っています。それは18人同じ気持ちです」と思いの丈を語ると、大歓声と大きな拍手に包まれていた。

  • 「僕たちはひとつの光」

 アンコールの楽曲が一通り披露され、キャスト陣のあいさつも行われ、これでライブが終わり……かと思っていたところに巨大な花のつぼみのセットが登場。そして花が開かれ最後の最後でダブルアンコールとなる劇場版挿入歌で新たな旅立ちをうたう「僕たちはひとつの光」を披露。花のステージも、劇場版のシーンを再現したものだ。歌い終わったあと、キャスト陣がお礼の言葉を口にするなか、流れたBGMにあわせて会場中のファンが合唱。それはかつてパシフィコ横浜・国立大ホールで行われた3回目のワンマンライブの光景をほうふつとさせるものだった。その声に包まれつつ、キャスト陣が自然と円陣を組むように集まり、お互いにお礼や「楽しかった」などと言葉を掛け合う。そしてファンとキャスト陣が一緒に思いを込めて、曲のフレーズにある「いまが最高!」と叫んでいた。


劇場版のシーンを再現した花のステージ

 ラブライブ!のキーワードは「みんなで叶える物語」。その物語の節目となる今回のライブは、18人とファンの思いが東京ドームに文字通りの大きな花を咲かせ、記録にも記憶にも残るライブとなっていた。

(C) 2013 プロジェクトラブライブ!

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