編集記者のアンテナ

「ラブライブ!」東京ドームのμ’sファイナルライブで見た“18人の集大成” - (page 2)

佐藤和也 (編集部)2016年04月09日 16時30分
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 今回のライブはこれまでの集大成を感じさせる内容となっていた。オープニングのアニメーション映像では、メンバーのみならず物語を彩ってきた数々の人物が応援に登場。そして1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」、TVアニメ1期オープニングテーマの「僕らは今のなかで」といったμ’sのはじまりの曲からスタートすると、会場は大歓声とサイリウムの光に包まれた。

  • 「もぎゅっと"love"で接近中!」

 前半はナンバリングCDの収録楽曲を中心に、急速に楽曲が増えたTVアニメの挿入歌をメドレーで披露。幕間では、プロジェクトの開始からここまでの軌跡をキャスト陣が振り返るインタビュー映像を数回に分けて上映。初めてメンバーと顔を合わせたときのころから、TVアニメやライブといった要所要所の出来事の思い出を飾らない言葉で語り、μ’sの足跡がわかる内容となっていた。

 ユニットコーナーでは新田さん、内田さん、久保さんによる「Printemps」、三森さん、飯田さん、楠田さんによる「lily white」、南條さん、Pileさん、徳井さんによる「BiBi」がそれぞれ3曲ずつ披露。ユニットのコーナーの際、新田さんはラブライブ!として初めてのイベントがPrintempsによるもので、その当時の思い出を語っていたほか、lily whiteのときには、ピンクと白のペンライトを桜に見立て、会場を桜で満開にするという一幕も。

 劇場版の楽曲は今回がライブ初披露。作中で和服風の衣装に扇子を持って歌い踊る「Angelic Angel」では、メンバーの髪型や衣装の再現はもとより、ステージ上の映像スクリーンでキャスト陣の扇子の軌道を表示させるという、作品世界の一体化を進めるような演出もあった。また飯田さん、Pileさん、久保さんによる「Hello,星を数えて」、南條さん、楠田さん、徳井さんによる「?←HEARTBEAT」、新田さん、内田さん、三森さんによる「Future style」の3曲はミュージカル風の楽曲となっているが、作中をイメージした小道具を用いて映像とシンクロするように歌い上げる姿にはファンも驚いていた様子だった。

  • 「Angelic Angel」

  • 「Angelic Angel」

  • 「Hello,星を数えて」

  • 「?←HEARTBEAT」

  • 「Future style」

 もちろんファンもライブを彩る重要な存在。楽曲にあわせてメンバーのイメージカラーのペンライトが一面に広がる光景は、会場の影響もあるかもしれないが、本当に壮観。思い思いに振るだけではなく、楽曲にあわせて変化していくのも特徴。終盤の「Super LOVE=Super LIVE!」では、メンバーがうたうワンフレーズごとに会場中のペンライトの色が的確に変化していき、その光景にファン自身が驚きの声を上げるほど。ほかにも「No brand girls」では顔の前に指で四角を作るという、以前行った振り付け講座を覚えているファンも多く見受けられた。また今回は新たに飯田さんが「SUNNY DAY SONG」の簡単な振り付けをファンに向けて教え一緒にうたうという、メンバーとファンが一体となってこそのライブと感じられる場面も見受けられた。

  • 「SUNNY DAY SONG」

  • 「SUNNY DAY SONG」

 アンコール2曲目に披露された、μ’sのライブでは定番曲にもなっている「Snow halation」。場内のペンライトが雪をイメージした白から、一斉に光り輝くようにオレンジに変わるところは、同曲のアニメーションPVを再現するかのように自然発生したもので、一体感を表した象徴的なシーン。今回は会場の影響もあるかもしれないが、さらにスケールが大きく感じられた。と同時に、ステージ設けられた3面あるメインモニターには、キャスト陣とともに、2ndシングルに収録されたときの映像と、TVアニメ2期で放映された映像が同時に映し出され、Snow halationの足跡をたどるような演出も感慨深さを感じさせるものだった。


「Snow halation」

 ファイナルシングルと銘打った「MOMENT RING」は、アンコール最後の曲として披露。ライブでは初お披露目となったが、これまでの楽曲の振り付けが随所に盛り込まれたものとなっており、これまでの集大成をより感じさせるステージとなっていた。

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