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9.7インチ「iPad Pro」レビュー--「ノートブックの代替品」としての実力と足りないもの - (page 4)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2016年04月04日 07時15分
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 もしかすると、AppleがiPad Proに「Pro」という言葉をつけたのは、そのことが理由かもしれない。iPad Proは万人向けではない。しかし、iPadとiOSが今後さらに拡張し、連携してPCを打ち負かすような端末を目指していくのであれば、新iPad Proの機能は良い出発点なのかもしれない。そしてもちろん、Appleが1~2年後に「iOS 11」や「iOS 12」をリリースするときには、新iPad Proの使用感は今より優れている(そして、よい投資になる)だろう。

ソフトウェアの飛躍的進化はまだ起きていない

 しかし、iPadがこれから本当に進化するためには、同タブレットを万人向けのプロフェッショナルツールにするソフトウェアとOSが必要だ。柔軟性も高めなければならない。Smart Connector対応アクセサリの種類も増やした方がいい。例えば、(あえて言おう)トラックパッドを追加したらどうだろうか。あるいは、誰かがiPadに接続できるプロフェッショナルツールについてアイデアを持っていたら、それも作ってみてはどうだろう。プロフェッショナルであることは、さまざまな選択肢があることを意味する。少なくとも、筆者はそう考えている。

 そう、筆者はiOSの汎用性が高まることを望んでいる。「Mac OS X」をどうにかしてiPadの中に組み入れて、緊密に連携できるようになることを期待している。そうなれば、極めて重要なイベント(出張やプレゼンテーション、もしくは、筆者にとってはAppleの基調講演など)にiPadを持参して、MacBookの代わりに使うことができる。iOSは画面分割アプリやピクチャインピクチャ、相互接続性が大幅に向上したツール群によって、徐々に性能を高めている。しかし、現時点で唯一iPadの進化を妨げているのは、iPadがどんなコンピュータになるのを目指しているのかということについてのソフトウェアの定義だ。iPadのハードウェアはほぼ完璧の域に到達している。

 Microsoftの「Surface Pro」のことを考えてみるといい。Surface Proは完全な「Windows 10」の世界をタブレットと融合させており、それをうまくやり遂げている。iPadはそうした柔軟性をずっと前に実現すべきだった。確かに、iPadには無敵のアプリライブラリがあり、クラウドとローカルで接続されたジョブを扱うiOSの柔軟性も向上している。しかし、それは完全な柔軟性を備えたコンピュータと同じではない。

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提供:Sarah Tew/CNET

 筆者は9.7インチiPad Proのことが大好きだ。お気に入りのiPadである。今、iPadを購入するとしたら、新iPad Proを選ぶだろう。しかし、筆者が心から願っているのは、Appleが本腰を入れて、このハードウェアが活用できるSmart Connector対応の多様なアクセサリと、刷新されたOSを用意することだ。

 初代「Mac」は9インチのスクリーンを搭載していた。新iPad Proのスクリーンは9.7インチだ。このサイズには、偶然とは思えない何かが潜んでいる。このiPadはMacの真の後継製品になる可能性を秘めている。Appleがそれを許せば、の話だが。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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