Appleの「iPad Pro」が、2016年シーズンのMajor League Baseball(MLB)で全チームのダグアウトに導入されることになった。これはThe Wall Street Journal(WSJ)が報じたもので、AppleとMLBが締結した複数年契約の一環だという。
コーチ陣は、12.9インチのiPad Proを使って、選手の戦績を今シーズンと過去のシーズンの統計データから分析したり、ピッチャーとバッターの対戦成績を比較したり、選手がグラウンドのどの方向にヒットを打つことが多いかを示す「スプレーチャート」(打球方向分析図)を表示したりできるようになる。さらには過去の試合のプレー動画を頭出し再生することも可能だと、WSJは報じている。
契約の詳しい条件は明らかにされていない。MLBはこの提携に関するコメントを拒否しており、Appleもコメントに応じていない。
監督やコーチに支給される12.9インチのiPad Proには、MLBの関連会社であるMLB Advanced MediaがAppleの支援のもとで開発した専用アプリ「MLB Dugout」があらかじめインストールされる。また、このiPad Proで利用できる試合データは、リーグ全体のデータベースから提供されるのではなく、各チームが用意することになると、WSJは伝えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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