外出先から留守宅を確認できる監視カメラは、どうしても死角が生じてしまう。カメラ付き掃除ロボット「I6」ならその問題は解決できるものの、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」でのキャンペーンは失敗してしまった。そもそもI6は階段を移動できないので、平屋でない家の監視には向いていない。
そこで今回は、インターネット経由で操縦して家のなかをくまなく確認できるドローン「Rook」を紹介しよう。現在Indiegogoで支援を募っており、目標金額の2倍を超える資金を集める人気だ。
Rookは、無線LAN(Wi-Fi)経由でインターネット接続し、搭載しているHDカメラで撮影した写真やビデオを送信できるドローン。インターネットを介してスマートフォンのアプリから操縦し、家のようすをストリーミング映像で監視することが可能。
家のなかを自由に移動して見られるため、ストーブを消してたか、ドアの鍵を閉めたか、置き忘れた財布はどこにあるかなどを確かめられる。また、不動産業者が販売する予定の物件にRookを置いておき、顧客に遠隔ビデオツアーをする、といった活用も考えられる。
屋内で飛ばすことから、壁や家具に当たらないよう飛行速度が抑えられている。万が一衝突しても傷をつけないよう、プロペラの周囲には柔らかなガードが取り付けてある。また、飛行を安定させる機能も備えており、スマートフォンから簡単に操縦できるという。
Indiegogoでの目標金額は2万ドル。記事執筆時点(日本時間3月31日11時)でキャンペーン期間は2日残っているが、すでに目標の2.5倍ほどに相当する約5万ドルの資金を集めている。
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