「Google Fiber」の魅力的な高速インターネットサービスは、米国のより多くの都市で徐々に提供開始されている。Googleは、同サービスにアクセスできる幸運なすべての消費者を対象に、各地域の通信会社やISPとの契約をきっぱり解約してしまいたいと考える場合にはかなり魅力的となり得る、新しいサービスオプションを追加した。
Googleは米国時間3月29日、月額10ドルの「Fiber」加入者用固定電話サービス「Fiber Phone」を発表した。
Fiber Phoneユーザーは、通話中着信、発信者通知、地域内および米国内の無制限通話、911(緊急通報)サービスなど、基本的なすべての固定電話機能に加えて、Googleらしいいくつかの特別機能が利用できる。例えば、留守電メッセージを文字に変換してテキストや電子メールで受信したり、「Google Voice」と同じ料金で国際通話をかけたりすることができる。
「ユーザーのFiber Phone番号はクラウドに存在するので、ほとんどすべての電話、タブレット、ノートPCで利用できる」とGoogle Fiber製品マネージャーを務めるJohn Shriver-Blake氏はブログ投稿に記した。「自宅にいるときは固定電話を呼び出すことができるし、外出中は携帯端末を呼び出すことができる」(Shriver-Blake氏)
自宅用電話と聞いて二の足を踏む消費者もいるかもしれないが、全体的なFiberパッケージに固定電話機能を組み込もうというGoogleの決断は必要な動きだった。固定電話をまだ利用している消費者や、緊急時用に残しておきたいが毎月追加で料金を支払いたくはないと考える消費者は多く、そのような人々には固定電話機能があれば、同サービスがより実用的な選択肢となる。
Google Fiber対応都市の増加に伴って、Fiber Phone提供地域を徐々に拡大するとGoogleは述べている。Google Fiberは既に、オースティン、カンザスシティ、プロボの3都市で稼働しており、以前公表された拡大計画では、ソルトレイクシティ、ナッシュビル、アトランタ、シャーロット、ローリー・ダーラムが候補として挙げられていた。さらに最近では、ケンタッキー州ルイビルとアラバマ州ハンツビルが候補都市に加えられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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