タブレット分野は、ここしばらく動きが少なかっただけに、Appleの最新型「iPad」が2016年において最大級の話題を集めるのは間違いないだろう。9.7インチ「iPad Pro」は、米国時間3月24日に予約の受け付けが始まり、31日に出荷される予定で、価格は599ドルからとなる。
9.7インチiPad Proは、基本的には2015年に発売された13インチモデルの小型版だ。同じタイプのカラフルなディスプレイを採用しており、これは「iPad Air 2」より明るく、反射率も抑えられている。色域も広く、Appleによれば彩度はiPad Air 2より25%高いという。
9.7インチiPad Proで新しいのは、周辺の光に合わせて色温度を動的に調整する「True Tone」ディスプレイだ。4つの周辺光センサが搭載されており、どこで使っていても色温度が検出される。その情報をもとに、画面ができる限り白に近く見えるように、画面を暖色系(黄色みが強くなる)か寒色系(青みが強くなる)に調節する。
iPad Proはサイズこそ小さくなったが、それに伴って音が犠牲になっているわけではない。9.7インチiPad Proはスピーカを4つ搭載しており、iPad Air 2の2倍の音量を出せる。
大型モデルと同様に、9.7インチiPad Proも「Apple Pencil」をサポートし、「Smart Keyboard」に接続できる。また、Appleは「Lightning」アダプタの新シリーズを発表しており、新型iPad ProをUSBカメラアダプタやSDカードリーダー、イーサネットケーブルに接続することができる。
9.7インチiPad Proの主な仕様は以下のとおりだ。
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