LINEは3月22日、トランスコスモスとの共同出資による新会社「transcosmos online communications」を設立すると発表した。出資比率は、トランスコスモス60%、LINE40%。代表取締役は、トランスコスモスの常務執行役員である貝塚洋氏が兼任する。
トランスコスモスはこれまでも、LINE公式アカウントの開設・運用や、LINEを活用したカスタマーセンターの構築など、LINEに関するサービスをワンストップで提供してきたという。また、「LINE ビジネスコネクト」の運用ツールをいち早く開発し、LINEが公式パートナーとして優先的に開発営業支援をする「LINE ビジネスコネクト パートナープログラム」にも認定されていた。
新会社では、LINEでの企業と顧客のコミュニケーションをより加速させるため、LINE ビジネスコネクトを活用した新しいサービスメニューの開発や企業向けのコンサルティングなどを両社で展開するという。第1弾として、企業がユーザーからの問い合わせをLINEで対応する「コンタクトセンターのLINEチャット化」を促進する。
各企業が電話やメールで実施しているユーザーサポート業務を、LINEでのチャットとメッセージのやり取りに移管することで、電話やメールの問い合わせ受付けだけでは実現できなかった相談内容への綿密かつ素早い対応や、問い合わせ自体がされずに関係構築ができなかった顧客層へのアプローチが可能になるとしている。
すでに導入されている企業では、1時間あたりの対応可能件数が平均3倍に伸びるなど効果も出ていると説明した。
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