LINEは2月29日、CtoCフリマアプリ「LINE MALL」の提供を5月31日に終了することを発表した。2013年12月20日のサービス開始から約2年5カ月での終了となる。フリマアプリの領域では、「メルカリ」などのサービスが存在感を高めていた。
LINE MALLは、個人がスマートフォンで商品を撮影して、販売価格を設定するだけで出品できるECサービス。商品価格には送料も含まれており、購入者の居住地域の遠近に関わらず一律定額料金で配送できる。LINEの複数の友人間で商品をまとめ買いすることで安価に購入できる「LINE グループ購入」や、野菜や魚介類を生産者から直接購入できる「LINE マルシェ」などのサービスも提供していた。
LINE MALLのサービス終了について同社の広報は、「LINE MALLのユーザー数は増えていたが、(日替わりでセール商品を販売する)LINEフラッシュセールや、(海外の商品を現地価格で買える)LINEトリップバザールなど、今後はBtoCのEC事業に注力するため、CtoC事業は終了することにした」と説明した。
今後の流れとしては、3月15日に新規の会員登録が停止し、新規の購入や出品ができなくなる。5月31日にサービスを終了し、アプリの新規ダウンロードや、サービスに関するサポートを終了(売上金振り込みを除く)するとしている 。
なお、同社は2月16日に、Microsoft Mobile OYから2014年12月に買収したMixRadio Limitedのラジオ型音楽配信サービス「MixRadio」を、わずか1年で終了することを発表したばかり。また、2015年にはフードデリバリー「LINE WOW」と子供向けサービス「LINEキッズ」を終了している。
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