人間と人工知能(AI)の囲碁対局の第1局で、Google DeepMindの「AlphaGo」が韓国の囲碁世界チャンピオンLee Se-dol氏に勝利した。
Lee氏とGoogle DeepMindのAIは、ソウルのホテルで開催されている5番勝負の囲碁対局に臨んでおり、今回はその初戦である。
DeepMindのAja Huang氏が「AlphaGo」に代わり、Lee氏と対面して碁を打った。AIと33歳のLee氏の両者が積極的な攻めを見せ、終始緊迫した戦いとなった。
Lee氏は終始緊張した面持ちだったが、AlphaGoの意外なスキルと積極性を面白く感じたらしく、途中で笑顔を見せる場面もあった。
中盤までは互角の戦いだったが、終盤でAlphaGoが追い込む形となった。186手目でLee氏が首を振り、負けを認めた。
コンピュータが、最高段位である9段の棋士を破ったのは今回が初めて。
観戦のためにソウルを訪れているAlphabet会長のEric Schmidt氏は記者会見で、この結果を「人類の勝利」だとした。
AlphaGoは2015年10月に、囲碁の欧州チャンピオンを破っている。
第2局は現地時間3月10日に行われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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