スマートウォッチは、情報をすばやく得るための手段だ。「Minecraft」のプレイやセルフィーの撮影はできない。しかし、新たな着信メール、カレンダーにある週末の予定、Golden State Warriorsの次の試合時間を素早く確認できる。すべて携帯電話を取り出さずに可能だ。ちょっとした便利さだが、便利であることには変わりない。
さらに細かいことだが、それでも重要なこととして、文字盤を変えられることも気に入った。気分によって文字盤を変えるのは、腕時計用ではあるが、服でいっぱいのクロゼットを持っているかのようだ。文字盤を変えるたびに新しい時計を身につけている気分になる。1つの腕時計を数年間身につける予定なら、その見た目にこだわることが大きな問題となる。スマートウォッチならば、そのような不安は軽減される(女性用のより良いバンドがいくつか登場し続けてくれれば、さらに素晴らしいだろう)。
悲しいかな、多くのレビューで既に述べられているように、スマートウォッチは完璧とは言い難い。個人的に感じる最も大きな不満は、短いバッテリ持続時間、限られたアプリ数、メッセージ機能の不足だ。
一部のスマートウォッチはメッセージ機能を搭載しているが、いくつか制約がある。筆者が試用したデバイスのように多くのモデルは、応答文をあらかじめ用意しており、「はい」や「いいえ」といった基本的な返信をするには問題ない。しかし、より込み入った内容となると携帯電話を使用する必要がある。一部ではキーボードが提供されるが、メッセージをタイプするには大変な労力を要する。その時点で、携帯電話を使ってしまった方が楽だ。
スマートウォッチで利用可能なアプリの数は多くない。そのため、スマートウォッチが集中の妨げになることは少ない。メッセージや通知の確認、ESPN、カレンダー、天気などのアプリの使用を別にすれば、スマートウォッチで費やす時間はさほどなく、その点は気に入っている。ソーシャルメディアのチェックやゲームのプレイをしたければ、タブレット、コンピュータ、携帯電話を使うことが可能だ。また、アプリがあったとしても、一般的にiPhoneやAndroidスマートフォンにあるほど無数の選択肢はない。Apple Watchには基本的な音楽アプリやUberはあるが、筆者の好みであるSpotifyやLyftアプリはない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
トラディショナルからモダンへ進化するBI
未来への挑戦の成功はデータとともにある