UPDATE Facebookは、「Live Video」機能をモバイルOS「Android」を搭載する端末向けに提供開始した。最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が、ベルリンのタウンホールで現地時間2月26日に開かれたQ&Aセッションで明らかにした。同社はこれまでの数カ月間、Appleの「iOS」端末を対象にこの機能を徐々にリリースしていた。
「Live Videoは、私が最も胸躍らせているものの1つだ」と同氏は述べた。
ユーザーがライブ配信で自分の考えを表明する機能は、自分の人生を世界と共有できるようにするというFacebookのミッションにおける次なるステップだ。Zuckerberg氏は、ビデオがユーザーによる共有コンテンツの主要形式になる時代に入ったと思うと述べた。
テレビ放送のようなライブ配信機能をすべての人々に提供することは「非常に強力」なことだとZuckerberg氏は述べた。
カリフォルニア州メンロ―パークを拠点とするFacebookはこの新機能によって、Twitterの「Periscope」や新興企業Meerkatの後を追う。両社はライブ動画の最初の波を作り出しており、ユーザーは独自の配信を試し始めている。
世界最大のソーシャルネットワークとして、定期的に利用するユーザーがTwitterの約4倍にものぼるFacebookは、一般ユーザーのオンラインでの活動方法に対して多大な影響力を持っている。
Zuckerberg氏は、1時間余りに及ぶQ&Aセッションで、父親としての生活(「素晴らしい」そうだ)や、家族が増えたことに対する飼い犬Beastの反応(順応しているという)といった近況を含めて、多数の話題に触れた。主な内容は以下のとおり。
ヘイトスピーチ:Zuckerberg氏は、「ヘイトスピーチは、Facebook上では決して許されない」と毅然とした姿勢を示した。また、同社が完璧な状態にはなく、同サイト上での有害な発言の検出と警告に継続的に取り組んでいくとも述べた。
プライバシー:「これに関しては確かに、適切に対処する必要がある」と同氏は述べた。Facebookは、ユーザーが自分のコンテンツを完全に管理し、政府やハッカーがそれにアクセスできないと思えるようにしたいと考えている。
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