子どもの高額課金を防いだり、保護者が早期に気付いたりするためには、どうすればいいのだろうか。
高校生など年齢が高い子の場合は、普段からスマホの話などをして、子どもがどんなアプリをどのように使っているのかを把握しておこう。たとえ自分でバイトで稼いだお金でも、使い方について指導はしたい。一方、幼児や小学生など年齢が低い子どもの場合は、以下のような設定をしておくといいだろう。
App Store、GooglePlayなどで購入できない設定にしておくか、毎回パスワードを入力する設定にしておくのがお勧めだ。
iPhoneで購入できない設定にするには、「設定」→「一般」→「機能制限」をオン。「機能制限を設定」をタップし、パスコードを入力。「App内課金」をオフにする。
パスワードの設定は、「設定」→「一般」→「機能制限」→「パスワードの設定」で「常に要求」を選択する。「パスワードを要求」をオンにしておくと無料でも勝手にアプリがダウンロードできなくなる。
また、クレジットカードを子どもの手の届かないところで管理し、明細は毎回確認する。プリペイドカードで購入しても、登録したメールには購入した旨の通知がくる。メールは保護者のものにし、必ず確認すると良いだろう。
次回は、スマホゲームにハマる仕組みについて解説していきたい。
高橋暁子
ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディア等の記事の執筆、企業等のコンサルタント、講演、セミナー等を手がける。SNS等のウェブサービスや、情報リテラシー教育について詳しい。
元小学校教員。
『スマホ×ソーシャルで儲かる会社に変わる本』『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(共に日本実業出版社)他著書多数。
近著は『ソーシャルメディア中毒 つながりに溺れる人たち』(幻冬舎)。
ブログ:http://akiakatsuki.hatenablog.com/
Twitter:@akiakatsuki
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