今回の訴訟では、サードパーティーによって修理されたiPhoneを無効にする措置をやめて、それらの機能を復旧するソフトウェアアップデートを提供することをAppleに指示する命令の発行を求めている。
また、不満を訴えているユーザーの端末で保証対象のものに対し、Appleが修理費用を負担することも求めている。訴状によると、Appleは、消費者が非正規の修理業者を利用したことによって引き起こされた問題であるとして、保証対象の端末の修理を拒否しているという。
PCVAは、「カルトに似た崇拝」を求めているとしてAppleを非難し、今回の集団訴訟は、数千台規模のiPhoneに影響を与え被害総額は500万ドルを超えることに基づいて進められるべきだと主張している。
「権力と支配をめぐっては常にそうであるように、良いことも度が過ぎると問題となり、乱用にさえなる。今回の訴訟で是正が求められるAppleのエラー53のコードは、Appleの製品に対する支配が行き過ぎていることを表している」と訴状には記されている。
この訴訟はエラー53を対象としているが、部品の修理に対してサードパーティーよりも高い料金を課し、安価な部品の修理を拒否する場合もあるとして、Appleをより広い範囲でも批判している。
また、Appleは非正規の修理業者を利用するとエラー53が生じる可能性があることを端末所有者に警告するべきだったともしている。
もう1つの問題として、エラー53が生じた端末に保存されたデータを所有者がまったく取り出すことができないことも指摘されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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