2015年10月、Appleのポートフォリオで最高のタブレット、すなわち「iPad Air 2」が発売1周年を迎えた。そろそろ、「iPad Air」シリーズに関して、同社が次に何を発表するのかを考え始めてもいい頃だろう。
2015年の「iPad Pro」は、グラフィックス分野やメディア分野の一部のプロフェッショナルからは高い評価を受けたが、過去の「iPad」ほど幅広くは(大衆からにせよ、批評家からにせよ)受け入れられていない。同じく2015年に発売された「iPad mini 4」は高性能の小型タブレットで、基本的にiPad Air 2の小型版である。しかし、大半の消費者はその半値で購入できる「iPad mini 2」を今も選択している。iPad ProとiPad mini 4に対する反応は、賞賛を浴びたiPad Air 2に対するそれに比べると特に乏しい。iPad Air 2は米CNETの「Editors' Choice」に選出され、今でもタブレット分野を代表する製品である。
いつものように、Appleは次に発表する製品やその時期について、一貫して何も明かしていないため、われわれにできるのは、仮説を立てることだけだ。しかし、幸いなことに、大勢の熱狂的なAppleファンやサプライチェーンのスパイ、経験に基づいて推測する人々がさまざまな予想を提示してくれているので、われわれは本記事の以降の部分でそうした予想を集め、整理し、新しいものから順にまとめて紹介する。
Appleは通常、新型「iPad」を秋に発表する。最新モデルのiPad ProとiPad mini 4は2015年9月に発表され、後者はその直後、前者はその2カ月後に発売された。iPad Air 2は2014年9月に発売されている。
しかし、Appleが2010年の初代iPadの頃のような3月/4月の発売スケジュールに戻す可能性をさまざまな兆候が示している。Appleが2016年3月に開催するイベントをめぐってうわさが過熱しており、9to5macのMark Gurman氏とBuzzfeedのJohn Paczkowski氏(Apple関連の予想では、両氏とも素晴らしい実績を持つ)はいずれもこのAppleの次期イベントの開催日を米国時間3月15日火曜日と予想している。さらに、このイベントでは、新しい4インチ「iPhone」と「iPad Air 3」が発表されると両氏は伝えている。
したがって、正式には何も発表されていないが、この情報は、うわさとしてはこの上なく信憑性が高い。
iPad Air 2で、Appleは基本的にiPadのサイズを完全なものにした。iPad Air 2は極めて携帯性に優れており、片手で簡単に持つことが可能で、読書やゲームプレイ、視聴を快適に楽しむことができる。同社が次期バージョンの開発に費やしてきた時間を考えると、期待は膨らむ。しかしAppleは過去にも、完璧に思えた製品をさらに改善したことがある。
現在、iPad Proの速度と性能はiPadの中で飛び抜けている。おそらく、次期iPad Airは携帯性と美しさ、最近実装されたいくつかの機能の統合、新機能の搭載によって差別化を図るだろう。
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