この数年間、フラッグシップのSシリーズスマートフォンは、5.1インチのスクリーンサイズを維持してきた。現在、そのスクリーンがほんの少しだけ大きく、5.2インチになるかもしれない、とのうわさが流れている。本体サイズが大きくなるのか、小さくなるのか、それとも同じままなのかについて、サムスンは何も発表していない。
中国に拠点を置くアナリストは、サムスンがライバルのスマートフォンに対する競争力を高めるため、Galaxy S7の価格を10%値下げする可能性がある、と示唆している。これは、リーク情報というよりむしろ予想と考えた方がいい。サムスンの市場シェアと利益の縮小は現実のことであり、同社はモバイル部門の新しい責任者を任命したばかりである。サムスンは何かを変える必要に迫られている。
Appleの「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」に搭載されている3D Touchディスプレイと同様の感圧式スクリーンが、Galaxy S7にも搭載されるとのうわさがある。それはGalaxy S7が1月に発表されるといううわさより理にかなっていると筆者は思う。3D Touchは、スクリーンを普通より強めに長押しすると第2のメニューアイテムが表示される機能だ。この機能により、2015年に発売された新型iPhoneは、ほかのどのスマートフォンよりも操作の感触とインタラクティブ性が優れているように感じる、と宣伝されている。
iPhoneがこの種の感圧式ディスプレイを備える唯一のスマートフォンであるのは事実だが、率直に言って、筆者はこの機能が好きではない。この機能を多用していると、親指がすぐに痛くなる。
iPhone 6sの新機能の1つであるLive Photosは、静止画を撮るためにシャッターを押した瞬間の前後約1.5秒が動画として記録されることで、撮影した写真のサムネイル画像を「呼び起こす」というものだ。サムスンの同様の機能は「Vivid Photo」または「Timeless Photos」という名称になると言われている。この機能は現在も開発中で、Galaxy S7に搭載される可能性があるという。
網膜スキャナ(光彩スキャナとしても知られる)は端末所有者が自分のガジェットのロックを解除する手段の1つとして、既に実用化されている。現在、網膜スキャナを搭載するスマートフォンの中で最も有名なのは、Microsoftの「Lumia 950」と「Lumia 950 XL」だが、Microsoftはこのテクノロジ(同社は「Windows Hello」と呼んでいる)を「Surface」タブレットでも採用している。Galaxy S7も網膜スキャナを採用するかもしれない。光彩スキャンは、指紋スキャンやロック解除パターン、PINコードの代わりとなる端末のロック解除手段だ。
これについて、議論の余地はない。サムスンは韓国での投資家向けカンファレンスで、「Britecell」と呼ばれるセンサを含む新しいカメラ技術を発表しているからだ。Britecellは、暗所での撮影画質をさらに高めるセンサである。うわさ(実際には、経験に基づく推測)によると、サムスンはこの新センサをGalaxy S7に搭載する予定だという。
さらに具体的なうわさを紹介すると、Galaxy S7には、Galaxy S6の16メガピクセルカメラより大きなセンサを備える12メガピクセル背面カメラと、暗所での撮影画質を高める絞り値f/1.7のレンズが搭載されると主張する人もいる。
Galaxy S6の心臓部には、Qualcommのチップではなく、サムスンが自社開発した「Exynos」プロセッサが搭載されていた。サムスンは、両社の関係が終わったことを示唆すると思われてもおかしくない方法で、長年のパートナーであるQualcommを冷遇した(両社とも関係は続いていると主張している)ため、このことは多くの人を驚かせた。Qualcommのチップを搭載するスマートフォンモデルもあれば、Exynosを搭載するスマートフォンモデルもある、というが状態が復活すれば、両社が提携を開始した頃と同じ状況になる(サムスンがどちらのチップを採用するかは、ユーザーの居住地によって決まる)。
Googleの「Nexus 6P」や「OnePlus 2」、MicrosoftのLumia 950、それ以外の2016年発売予定の多くのスマートフォンと同様、Galaxy S7にも、充電用にリバーシブル仕様のUSB Type-Cポートが搭載されるとうわさされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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