Googleの検索事業を統括していたAmit Singhal氏が退職する。後任には人工知能(AI)事業の責任者が就任する。
Singhal氏はGoogle+の投稿で退職すると述べ、次のように記した。
この15年の間には多くの変化があった。Googleの規模は拡大し、私個人も大きく成長した。しかし、変わらないものが1つある。それは、誰もがアクセスして有効活用できるよう、世界の情報を整理するというGoogleのミッションだ。このミッションは、私がGoogleでこれほどまでに職務に没頭してきた理由の1つである。
GoogleでAIを担当するJohn Giannandrea氏が検索事業を引き継ぐと、複数のメディアが報じている(編集部注:その後、Googleは後任人事の報道を事実と認めた)。
Googleの最高経営責任者(CEO)を務めるSundar Pichai氏は次のように述べた。
検索とモバイルの向上にはこれまでかなり力を入れて取り組んできた。そして今はこれを、昼夜を問わずユーザーを賢く積極的に支援するものに進化させることに注力している。これが実現できるのは、自然言語処理、コンピュータビジョン、Knowledge Graphなどの分野における長年にわたる取り組みのおかげである。次なる波は、機械学習や人工知能の大きな進歩によってもたらされるだろう。われわれはこの分野で業界をリードしていると自負している・・・
(中略)ユーザーに寄り添い、そのニーズを支援するためのわれわれの取り組みは、まだ始まったばかりだ。
検索は今、AIと融合されようとしている。さまざまは方法で既に融合が始まっているが、Googleは両者を、今よりもさらに積極的な新しい方法でつなげていく可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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