それでもAppleは、長距離ワイヤレス充電機能によって自社製品を市場で差別化できる可能性がある。同社最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は先週、市場は「過酷な状況」下にあり、見通しは暗いと述べていた。Appleは引き続きかなりの利益を上げているが、1年前と比べてiPhone販売台数はほぼ横ばい、iPad販売台数は減少している。しかし両製品は今でも同社売上高の4分の3以上を占めているため、消費者が両製品を使用し続けるかどうかがAppleの運命の鍵を握っている。
Appleは、電磁誘導方式と呼ばれるワイヤレス充電技術を「Apple Watch」の充電に使用している。同技術では数ミリメートル以内にあるデバイスを充電できるが、Appleは2010年、およそ1メートル離れたデバイスの充電が可能な同様の技術の特許を出願しており、この技術では「iMac」を充電ハブとして使用することを想定しているとBloombergは伝えている。
もし、Appleがこの技術に取り組んでいるとしても、同社が披露する次期デバイスに搭載されるとは考えづらい。Appleは、小型の4インチiPhoneと新しいiPad Airを3月に発表するとうわさされている。
米CNETは、Appleにコメントを求めたが直ちには得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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