Googleは米国時間1月26日、「配達物受け取りボックス」の特許を取得した。ドローンから荷物を受け取り、それらをガレージなどの安全な場所に移動させることを目的としている。
これは、ドローンの利用という急成長分野における最新の成果だ。AmazonやWalmartなどの小売業者は、ドローン技術を使った配送を目指している。カリフォルニア州マウンテンビューに本拠を置くGoogleは、独自のドローン配送プロジェクト「Project Wing」を2014年に発表した。翌2015年11月には、同プロジェクトで2017年までに荷物の配送を開始する可能性があることを明らかにしている。とはいえ、ドローンの商用利用に適用される規則を米連邦航空局(FAA)が定めるまで、こうした計画は保留になっている。
ドローンによる配送への関心の高まりは、購入した商品がどれだけ早く届くかということへの期待の高さをうかがわせている。配送用ドローンの中には既に1時間未満で到達するものもあるが、さらに分刻みで貴重な時間を短縮できる可能性があると考えられている。
荷物の安全な配達を保証することは、ドローンに関するもう1つの課題として、テクノロジや規制当局の関係者が今後数年のうちに解決を目指している。Googleの新しい特許は、容器に取り付けられた赤外線ビーコンを使って飛行中のドローンと接続し、ドローンを配達地点まで誘導するシステムに関するものだ。
Googleにコメントを求めたが、今のところ得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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