Intelの最高経営責任者(CEO)を務めるBrian Krzanich氏は米国時間1月5日、ラスベガスで開催されているCES 2016で基調講演し、Intelの深度検出カメラ技術「RealSense 3D」を採用した、Yuneecの商用ドローン「Typhoon H」を披露した。このドローンは、折りたたみ可能なプロペラ、収容可能な着陸装置、4Kカメラ、コントローラを搭載し、パイロットがドローンの視界をリアルタイムで確認するためのディスプレイが用意されている。
同社はこの発表の前日、ドローン技術のAscending Technologiesを買収すると発表していた。
Intelは、ドローンが障害物を避けながら飛行できるようにするための衝突回避システムをAscending Technologiesと共同開発したことにも、Krzanich氏は触れた。
同氏によると、ポータブル性に優れたこのドローンは2016年前半に2000ドル以下で発売する予定だという。
ホバーボードに乗って基調講演に登場したKrzanich氏は、パーソナルトランスポータである「Segway Robot」も披露。一般的なセルフバランススクーターに似ているが、ボタンをタッチすればパーソナルロボットになる。
Segway Robotは、スマートホーム環境におけるさまざまな機能を実行するようにプログラムすることのできる、拡張可能なオープンプラットフォームのロボットである。音声認識機能と、障害物を避けて移動できるようにするRealSenseカメラを介した動画ストリーミング機能を備える。
同ロボットは、新しい使用方法やアプリケーションの開発につながるイノベーションを促すオープンフレームワークとして推進されている。開発者らは、Segwayと連動するツールやソフトウェアを開発することもできる。
Segwayでは2016年後半に同ロボットのDeveloper Editionをリリースする予定だとKrzanich氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」