UPDATE Microsoftは、寝起きの悪い人を目覚めさせるアプリベースのアラームを公開し、同様の課題に取り組む企業の仲間入りを果たした。公開されたアプリは、スマートフォンに搭載された標準的なアラーム機能の域を越えた意欲的なものだ。ワシントン州レドモンドに拠点を置く同社は、「Mimicker」をリリースして起床するという行為を1つのゲームに変えた。Mimickerは、ユーザーの自撮り、色探し、早口言葉などのタスクを完了しない限り、アラームが鳴り続ける。
Microsoftは、これらのゲームを「Mimic」と名付け、目を覚ますことを「楽しめるもの」にすると述べた。効果的かもしれないが、果たして楽しめるのだろうか。意欲的な試みだ。
MicrosoftにとってMimickerは、眠れる森の美女を目覚めさせる真実の愛のキスをモバイルアプリという手段でもたらせられることを実証しようという意欲的な試みでもあり、「Project Oxford」の研究の成果を披露することでもある。
それぞれのMimicには、異なるMicrosoftテクノロジが採用されている。「Color Capture」(色探し)では、指示された色の物体を探し、その写真を撮らなければならないが、アプリはコンピュータビジョンを使ってそのタスクが間違いなく完了したことを証明する。同様に、早口言葉では、同社の音声技術がユーザーの読み上げた早口言葉を聞き取り、正しく言えたことを確認する。
一方、「Express Yourself」モードの場合、アラームを止めるには自撮り写真を撮るだけでなく、指示された気持ちを表情で再現して顔写真を写さなければならない。表情は、Microsoftの顔認識技術が識別する。これで、朝は「にっこり笑えばいいんでしょ!」といった不平不満を自分のスマートフォンに向かって叫ぶこと間違いなしだ。しかし、重要なのは、こうすることが脳にも作用する点だ。さらに大きなメリットがある。それは、笑うと気分が良くなり、ストレスを軽減すると多くの科学者が考えていることだ。
Microsoftによると、これらの目覚ましゲームを適切な難易度に設定できるよう、同社の研究者らは毎朝Mimicを使って起床したのだそうだ。
「Mimicker Alarm」は現在、「Android」端末所有者なら「Google Play」からダウンロードすることができる。「iPhone」や「Windows Phone」ユーザーは対象外だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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