Netflixに会員登録して、オンライン動画や独自コンテンツを視聴するユーザーが世界中で増加している。その需要がすぐに枯渇することはない、と同社は考えている。
2015年第4四半期、Netflixは日本とスペイン、ポルトガル、およびイタリアでサービスの提供を開始した。今では、全部で130カ国(事実上、中国を除く世界中のすべての国)の消費者がNetflixのオンライン動画や独自コンテンツを視聴することができる。そして、それら世界中の消費者の多くがNetflixに会員登録していることは間違いない。
2015年第4四半期、Netflixは会員数を559万人増やし、同社自身が予想していた新規会員数515万人を軽々と突破した。さらに、2016年第1四半期には、600万人以上の新規会員を獲得できる見通しだ、と同社は述べた。その最大の牽引役は世界的な需要だという。
なぜなら、Netflixの自国市場は飽和状態に達しつつあるように思えるからだ。Netflixは2015年第4四半期、米国で156万人の会員を獲得したが、前年同期は190万人だった。2016年第1四半期は、米国で175万人の会員を獲得できると予想しているという。前年同期の会員増加数は228万人だった。同社は声明の中で、「当社は米国での浸透度が高いので、会員数を純増させるのは以前より難しくなっているようだ」と述べた。
チップが内蔵された新しいデビットカードとクレジットカードが原因で、Netflixが会員に契約を更新してもらうのが依然として困難になっている。2015年第4四半期、Netflixは同社が「やむを得ずの解約」と呼ぶ現象の原因として、それらの有効期限が更新された新しいカードを挙げた。新しいカードの「乗り換えは今も隠れた問題であり続けている」と同社は述べた。
米国の会員増加数が減少しているにもかかわらず、投資家は現状に好感を抱いたようだ。Netflixの株価は時間外取引で一時8%以上上昇した。
Netflixの利益は4320万ドル(1株あたり10セント)、売上高は18億2000万ドルだった。Thomson Reutersによると、アナリスト予想は、利益が1株あたり2セント(株式型報酬などの調整後)で、売上高は18億ドル以上だったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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