Appleは、「iPhone 6S」と「iPhone 6S Plus」でバッテリ残量のパーセント表示アイコンが正しく更新されないとされる「iOS」ソフトウェアの問題について調査中だとしている。バッテリが実際の残量よりも多く残っていると一部のユーザーが勘違いしてしまう問題が生じている。
iPhone 6SとiPhone 6S Plusは2015年9月の発売直後に、製造元によってバッテリ持続時間が違うことが明らかになった。2種類のチップのどちらが搭載されているかによってバッテリ持続時間が異なる。Appleはその可能性を認めたが、バッテリ持続時間の違いはわずか2~3%だと述べていた。
今回の新しいバッテリ問題は、1回の充電で端末を使用できる時間に影響しない。
この問題は、iPhoneの時計に密接に関連しているようだ。特に、複数のタイムゾーンを最近移動したユーザーや、手動で端末の時刻を調整したユーザーに発生しているという。
Appleは「この問題を認識しており、原因と解決策を調査中だ」としている。問題が発生したユーザーに対しては、iPhoneをリセットし、「Settings」(設定) > 「General」(全般) > 「Date & Time」(日付と時刻)で「Set Automatically」(自動設定)がオンであることを確認するよう回避策を提示している。
この問題の影響を受けているユーザー数は不明だ。Appleは通常、こうした問題を修正するiOSソフトウェアを次のバージョンでリリースするが、その時期を明らかにしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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