現在、Peachは「iOS」版のみが提供されており、無料で利用可能だ。まずPeachをダウンロードしてユーザー名を選択し、電話番号を入力して友達を発見すれば、共有を開始できるようになる。非常に簡単だ。
見た目だけだと、Peachは何年も前に登場したブロギングサイトTumblrとそれほど変わらない。いずれもGIFや写真、動画、テキストの共有機能を提供する。Peachは少し進歩しており、天気や現在地の共有機能を備えるとともに、描画機能で描いた絵の共有も可能にしている。
最大の違いは、Peachでは有名人や知らない人をフォローできないことだ。人の投稿を閲覧するか、逆に自分の投稿を共有するためには友達でなければならない。友達の友達も自分のプロフィールを閲覧することが可能で、この機能はデフォルトで有効になっている。プロフィールをロックして、友達しか閲覧できないようにしたければ、それも可能だ。こうした特徴から、Peachは、誰でも自分のブログを閲覧できるTumblrよりも親密度が高いといえる。
ある意味、そうである。Peachは友達をpokeする機能を復活させたが、独自の方法でそれを実装している。ユーザーは友達に手を振ったり、鼻をつついたり、隔離したり、指輪をはめたり、シーと言ったり、投げキスをしたり、100点を付けたり、ケーキを与えたり(意味は不明)できる。これは実際には何も言わずに、友達に挨拶する手段に過ぎない。
Peachは意図的にほかのソーシャルネットワークと異なる作りになっているが、だからといって、ほかと同様の機能が搭載されることを望まないわけではない。実現してほしい機能は以下の通りだ。
Peachは、「今週のソーシャルネットワーク」的な存在かもしれないが、FacebookやTwitterから離れて、楽しい新鮮な気分を味わうことができる。長続きするかどうかに関係なく、Peachやそのほかの同様のアプリ群は、われわれの友人とのつながり方の限界を押し広げている。
Peachは無料なので、試しに使ってみても、ホーム画面上のわずかなスペース以外に失うものは何もないだろう。皆さんはPeachを気に入るだろうか。それとも、ばかばかしいとお考えだろうか。
(編集部注:非公式版ではあるがPeachのデスクトップ用クライアントもMac、Linux、Windows向けに早くも登場している。ただし、非公式版なので、利用はあくまでも自己責任でとなる)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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