Periscopeのライブ配信動画がついにTwitter上で視聴可能になった。
サンフランシスコを拠点とするソーシャルネットワークTwitterは米国時間1月12日、Periscopeの配信動画がTwitterユーザーのタイムラインに直接組み込まれ、リンクを最初にクリックしなくても動画を視聴できるようになったと述べた。動画をタップすると、Periscopeの他のユーザーからのコメントやフロート表示のハートとともに全画面表示される。
Periscopeの最高経営責任者(CEO)を務めるKayvon Beykpour氏は声明で、「Periscopeのライブと再配信の両方の動画を直接ツイートに組み込むことによって、何が起きているかをさらに簡単に視聴できるようにした」と述べた。
Periscopeの統合は、さまざまな課題を抱える中で自己改革を目指すマイクロブログTwitterの取り組みの1つである。同社は、約3億2000万人で頭打ちになっているユーザー数、過去最低値に沈んでいる株価、「Peach」という新興ソーシャルネットワークの形で現れた競合サービスといった課題を抱えている。またTwitterは、同社プラットフォームをよりシンプルにする方法を模索しており、140文字という同社を象徴する上限をはるかに超えるツイートを送信可能とすることまでも検討している。
今回の新機能は、まずはAppleの「iOS」搭載端末上で提供されてから「Android」とウェブ上で提供される予定で、Periscopeにさらに幅広い視聴者をもたらす可能性が高い。同サービスは2015年3月、TwitterによるPeriscope買収とほぼ同時期にリリースされ、8月には既に1000万人のユーザーを獲得しているとされていた。
同社によると、Periscopeユーザーがこれまでに作成したライブ配信動画は1億本を超えるという。これには、イギリスのニューカッスル・アポン・タインで水たまりを渡る人々の様子を配信した先週の「#DrummondPuddleWatch」も含まれる。この動画は、50万人ものユーザーによってライブで視聴され、他でもないTwitter上でトレンディングトピックとなった。
Periscopeユーザーは全体で1日あたり約40年相当の動画を視聴しており、同サービスのストリームは投稿後最大24時間視聴可能だとBeykpour氏は述べた。Appleは12月、Periscopeを2015年のアプリオブザイヤーに選出している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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