「BEST OF 2015」--2015年App Storeオフィシャルランキングまとめ

　2015年のApp Storeでダウンロードされたアプリの中から、各ジャンルのトップ25をご紹介する。

　全体を見て目立つのは、2015年に新しく始まった音楽配信サービスの台頭とSNS関連アプリの復活だ。2014年に1位だったLINE：ディズニー ツムツムは4位へ。LINEは2013年から2年ぶりに1位に返り咲いた。Instagramも7位に急上昇したほか、「堀江貴文氏仮釈放後第一弾プロジェクト」としてスタートしたトークアプリ755がランクインした。

　有料アプリでは、ビジネス、エンターテインメント、ヘルスケア、ゲーム、仕事効率化などさまざまなジャンルのアプリがランクインしている。中でもやはりというべきかゲームが多く、トップ25のうち半数以上がゲームアプリとなっている。

　2012年から2014年まで、3年連続で1位を守ってきた“パズドラ”こと「パズル＆ドラゴンズ」は2位となり、2014年に2位だったモンスターストライクが1位に輝いた。iPad版の総合売上げTOP 25ではパズドラが1位を引き続きキープしている。

　2013～2014年まで変化のなかったトップ2に変化が訪れた。1位はLINE for iPad、2位にMicrosoft Excelが登場した。4位にはMicrosoft Wordが台頭し、7位にはMicrosoft Power PointがランクインするなどMicrosoftのオフィススアプリが目立っている。

　有料アプリでは、仕事効率化、ユーティリティ、教育、ヘルスケア、ゲームなどさまざまなジャンルのアプリがランクインしている。1位には2014年から2年連続でMinecraftが輝いた。なお、iPhone有料の1位もMinecraftだ。

　iPhone版の総合売上げトップ20と同様に、iPad版でもゲームが人気だ。2012年から4年連続でパズル＆ドラゴンズが1位をキープしている。ちなみにiPhone版の総合売上げトップの座は、モンスターストライクに奪われた。

　アップルは、iTunes StoreやApp Storeなど同社のストアでリリースされた中から選定した優れた音楽や映画、アプリなどを発表している。

　2015年、初めてApple WatchのベストアプリとApple TVのベストアプリが公開された。これは、2015年に発売されたApple Watchと、2015年9月に発売された新Apple TVがiOSをベースに開発されたtvOSを採用したことにより、Apple TV用アプリの開発や配信ができるようになったことを受けたもの。