「BEST OF 2014」--2014年App Storeオフィシャルランキングまとめ

　2014年のAppStoreでiPhone/iPad向けにダウンロードされたアプリの中から、各ジャンルのトップ20をご紹介する。

　全体を見て目立つのは、LINE関連アプリとゲームアプリの多さだ。1位を獲得したのは「LINE：ディズニーツムツム」。2013年に1位だったLINEは2位になった。モンスターストライクやGame of War、アナと雪の女王を舞台にしたゲームもランクインしている。

　有料アプリでは、ビジネス、エンターテインメント、ヘルスケア、ゲーム、仕事効率化などさまざまなジャンルのアプリがランクインしている。中でもやはりというべきかゲームが多く、トップ20のうち版数以上がゲームアプリとなっている。また、英会話アプリも人気が高い。

　1位は通称“パズドラ”で知られる「パズル＆ドラゴンズ」で、2012年、2013年続き3年連続で1位となった。iPad版の総合売上げTOP 20でも同様に1位となっている。また、すべて無料のアプリしかランクインしていない。無料アプリ＋アイテムなどの課金というビジネスモデルが定着したことがうかがえる。

　2013年と同様に、1位がYouTube、2位にGoogle Mapsとなった。GoogleやYahoo!Japan、iPad用電卓、クックパッドなど実用アプリに加え、Game of Warやディズニーツムツム、モンスターストライクなどのゲームアプリも多くランクインしている。

　有料アプリでは、仕事効率化、ユーティリティ、教育、ヘルスケア、ゲームなどさまざまなジャンルのアプリがランクインしている。2014年は、2013年に比べてゲームアプリが多く上位に入っているのが印象的だ。1位は2013年に5位だった「Minecraft - Pocket Edition」（700円）が1位に輝いた。

　iPhone版の総合売上げトップ20と同様に、iPad版でもゲームが人気だ。iPad版はゲーム以外に電子書籍関連がランクインしているが、2013年に4位だったジャンプBOOKストア!は15位に。5位だった紀伊國屋書店Kinoppyは13位に落ち込んだほか、産経新聞HDやマガストアがランキングから外れるなど、電子書籍よりもゲームアプリの勢いが目立っている。

　アップルは、iTunes StoreやApp Storeなど同社の多様なストアでリリースされた中から選定した優れた音楽や映画、アプリなどを発表した。米国でも発表が行われている。「今年のベスト」として公開されたアプリはこちらから。