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Twitter、2016年は「緊張感をもって臨む」--笹本代表インタビュー - (page 2)

藤井涼 (編集部) 別井貴志 (編集部)2016年01月02日 08時00分
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 正直、やらなければいけないことは沢山あると思っています。いままでTwitterを使ってこなかったけれど、これまでと違う使い方であれば使ってくださる人たちを開拓していかないと、ご指摘の通り飽和状態から抜け出せないと思います。その一方で、今まで使っていただいている人たちにも、Twitterの持っている資産でいかに楽しんでもらえるかを考えなければいけません。

 そのためにも、「Vine」(6秒動画アプリ)や「Periscope」(ライブ映像実況アプリ)など、Twitterのファミリーアプリをもう少し横断的に使いやすくしていったり、使い方を啓蒙したりする必要があると思います。さらに、Twitter上での誹謗中傷への対策など、プロダクトやオペレーションをさらに進化させなければいけません。

6秒動画アプリ「Vine」
6秒動画アプリ「Vine」

 これまでは、「自由に使ってください」というスタンスで幸いなことに伸びてきましたが、次のステージでは、いろいろな側面で会社としても成長しないといけないですし、利用者やパートナーの方々に対しても、責任感をしっかり持たなければいけないと思います。

--この1年でTwitterのユーザー層や利用傾向に変化はありましたか。

 顕著に見受けられることとしては、年齢層が高くなってきて30代が増えてきたと感じています。いままで20代だった方が年齢を重ねたということもありますし、テレビなどにおけるTwitterの活用が増えてきたことも挙げられます。これは日本人の特性ともいえるのですが、テレビを見ながらツイートする人が多いですね。

 象徴的だったのは、お笑いのM1グランプリで、Twitterによる視聴者の反応を番組に反映していたことです。リアルタイム性も含めて、Twitterはオープンなプラットフォームであるところが、他のソーシャルメディアとの大きな違いだと思います。「ワードクラウド」で見ると、どういうことが語られているのかが一目で分かる。これはオープンに投稿しているからこそできる表現です。このTwitterならではの魅力は、ユーザーの皆さんにもしっかり感じていただけていると思います。

--ウェブサイトにおけるツイート数の表示の終了は、多くのユーザーにとって衝撃が大きかったと思います。Facebookの「いいね!」と並んで、そのコンテンツを評価する指標にしていた人も多かったと思いますが、改めて考えを聞かせてください。

 Twitterでは、どの仕様変更についてもフィードバックをすごく真摯に受け止めていますし、社内もオープンなカルチャーなので日々議論が交わされています。何がどう変わるのかということはお約束できませんが、健全な議論がされているなと感じています。

 長い目でみると、どんな事業も失敗や反省があると思うのですが、そういう意味でTwitterは皆さんの声を受け止めて、変えるところは変えていくと思うので、必ずいい方向に向かっていくのではないかと思います。

--プロモーションツールとしてのTwitterの可能性についても教えて下さい。

 2015年はTwitterの活用の仕方が進化したなと感じます。たとえば、ツイートするとプレゼントがもらえるキャンペーン「#クリスマスボックス」なども展開しましたが、単純なタイムラインの中での一方通行な広告ではなく、エンゲージしながら広告に触れていただくということもできましたし、広告代理店の啓蒙活動によって、ターゲティング機能なども活用していただく機会がすごく増えました。

「#クリスマスボックス」キャンペーン。ANAは公式アカウントをフォローして、「フォロー&ツイートして応募」ボタンをクリックすると、抽選で航空券がもらえるキャンペーンを展開した
「#クリスマスボックス」キャンペーン。ANAは公式アカウントをフォローして、「フォロー&ツイートして応募」ボタンをクリックすると、抽選で航空券がもらえるキャンペーンを展開した

 ターゲティングの精度や多様性を、これからさらに進化させていくには2つの要素が必要だと思っています。1つは広告の表現力、ビデオなどがそうですね。もう1つはTwitterのデータから見たマーケティングです。ソーシャルリスニングをして、それをマーケティングファネルの中で見て、Twitterをどう位置づけていくかということをトライアンドエラーでやってきて、非常に多くの企業が成功されています。

 たとえば、テレビにおけるTwitterの活用です。せっかくテレビに広告を出すのであれば、その中で会話になるような内容にすることで、インクリメンタルなリーチになるかもしれないですし、テレビ広告を見た方々の会話量が増えるかもしれない。いずれにしても、そういった組み合わせでマーケティングプランを考えていただきたいと思っていました。

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