Twitterは一部のユーザーに対し、彼らが「国家の支援を受けた何者か」によるセキュリティ侵害の標的になっている可能性があると警告した。
Twitterは一部のユーザー(人数は不明)に電子メールを送信し、ハッカーが電話番号や電子メールアドレス、IPアドレスを取得しようと試みている可能性があることを警告した。実際に電子メールを受け取った複数のTwitterユーザーが明かした。Twitterは電子メールの中で、電子メール受信者の個人情報が盗み出されたことを確信はしていないが、彼らが意図された標的だったと信じる理由があると警告している。
カナダに拠点を置く非営利団体Coldhakは受信した電子メールのコピーをTwitterに投稿した。そこには「現時点で、彼らがあなたのアカウント情報を取得したことを示す証拠は何もないが、われわれはこの問題を積極的に調査している。もう少し詳しい情報を公開できるといいのだが、現時点で、これ以上提供できる情報はない」と書かれている。
さらに、Twitterの電子メールはユーザーに対し、適切な予防措置を講じて自分の個人情報を保護するよう勧告し、「Tor」の情報へのリンクを提供している。Torはインターネット上で匿名通信を可能にするソフトウェアだ。ほかにも複数のセキュリティ研究者やジャーナリストがTwitterから警告の電子メールを受け取ったとツイートしている。
Twitterの関係者にコメントを要請したが、すぐに回答を得ることはできなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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