オランダに本社を置くアンチウイルスソフトメーカーAVGが提供する、「Google Chrome」ブラウザ用アドオン「Web TuneUp」に不具合が見つかった。Web TuneUpはネット上の危険なサイトからユーザーを保護することをうたった製品だったが、ユーザーのブラウジング履歴やその他の個人的な情報が危険にさらされ、方法を知るハッカーであれば入手可能な状態にあったことが分かった。
不具合はすでに修正されているが、同ソフトウェアを利用する900万人のうち何人分の情報が盗み出された可能性があるかは明らかになっていない。
AVGは脆弱性を認め、緊急のフィックスを作成したことを明らかにした。同社でセキュリティ管理にあたるTony Anscombe氏は「問題に気づいてから、フィックスを公開することを最優先に取り組んできた」と述べ、同社の中核的なアンチウイルスソフトウェアは問題の影響を受けないとした。また、同社ではソフトウェアの安全性を確保するプロセスを見直しているという。
AVGは、Googleのセキュリティ研究者が問題を報告してから数日以内に対処し、クリスマス前にソフトウエアアップデートを公開していたようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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