AppleとEricssonが、2G、3G、4Gといった通信方式の特許に関するグローバルライセンス契約を締結した。
両社は2015年1月、特許使用料の算出方法をめぐる論争を解決するために互いを提訴した後、米国と欧州で訴訟を繰り広げていた。Appleは2008年からEricssonに特許使用料を支払っていたが、2014年の契約満了に伴って支払いを停止していた。
今回の新しい契約によって、両社間の特許侵害訴訟で係争中のすべての問題が解決されたとEricssonは声明で述べた。
新しい契約の条件は公表されていないが、Ericssonによると、Appleは7年間、同社に特許使用料を支払うことになるという。これに伴い、Ericssonの2015年の年間ライセンス売上高は、2014年の90億スウェーデンクローナ(SEK)から130~140億SEK(15~16億ドル)に増加する見通しだ。
Ericssonは2014年、サムスンと無線規格特許に関する主要なクロスライセンス契約を締結しており、2013年から2014年までの1年間で21億SEKを得ている。
AppleとEricssonは、5G規格の開発と、無線ネットワークおよび動画トラフィックの最適化で連携することでも合意した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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