Googleのクラウドストレージ「Google Drive」部門は、独自のデータセキュリティを支えるための新たなファンドを設置して、バグ発見報奨金の取り組みを強化する。
Google Drive担当部門は米国時間12月17日、新しい研究助成金プログラムを発表した。Googleのデータセキュリティ改善に取り組んでいるフリーのセキュリティ研究者を後押しするものだという。
Google Driveの製品マネージャーを務めるKevin Nelson氏はブログ投稿の中で、Googleが独自のカスタムデータセンターおよびインフラを使用してデータやコンテンツ(スマートフォンからタブレットまで、さまざまなデバイスの写真や動画など)を保護している現状を簡単に説明した。
Google社内の500人を超えるセキュリティ専門家に加えて、Nelson氏が強調したのは、フリーのセキュリティ研究者がもたらす貢献の価値だ。
そこで、他のさまざまな奨励プログラムに続き、Googleは最新の研究助成金を創設する。深刻な問題を発見して報告した研究者に提供される最大2万ドルのバグ発見報奨金を維持することに加えて、2016年には当初プールする資金として100万ドルを用意するという。
Nelson氏は、「皆さんが(クリスマスに飲む)エッグノッグをすすっている間も、われわれは皆さんのファイルが安全な状態でいられるように見張っておこう」と冗談めかして書いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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