Googleのモバイル決済システム「Android Pay」が、近くの店舗以外でも利用できるようになった。Googleは米国時間12月15日、米国においてAndroid Payを使用して商品やサービスを購入することが同システムに対応する「Android」アプリケーションやゲーム内で可能になったと発表した。
モバイル決済分野における競争は激化している。スマートフォンでの購入総額は、2018年までに1000億ドルを超えるとeMarketerは予測している。9月に初めて提供開始されたAndroid Payには、American Express、Discover、MasterCard、Visaのクレジットカードおよびデビットカードに加えて、ポイントカードやギフトカードを登録できる。
15日からは、「Fancy」「Lyft」「HotelTonight」「Jack Threads」といった人気アプリ内で決済オプションとしてAndroid Payが表示されるようになる。予約アプリ「OpenTable」で決済すると20ドルの割引が得られるなど、Googleの決済システムの利用開始を促す期間限定の特典が用意されている。ライドシェアリングサービスのLyftや宅配サービス「DoorDash」などのアプリでも特典が用意されている。
Googleは同社プラットフォーム、つまりAPIも、Android Payを決済オプションとして追加したいと考えるアプリケーション開発者向けに公開している。今後数カ月間で、読者のお気に入りのアプリやゲームのさらに多くに、仮想商品や実商品を購入するための手段としてAndroid Payが組み込まれる可能性がある。
今後の予定としてGoogleは、2016年前半にオーストラリアにおいて、ANZおよびWestpacといった銀行を通してAndroid Payを利用可能にする予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス