画期的な高速ブロードバンドサービス「Google Fiber」はこれまで、いわばインディーズバンドのツアー先のような場所を選び、ユタ州プロボからテキサス州オースティンまで、比較的小さな都市圏に進出してきた。
Google Fiberは今回、カリフォルニア州ロサンゼルスとイリノイ州シカゴといった大都市を視野に入れている。
過剰に期待するにはまだ早い。Google Fiberチームは米国時間12月8日、公式ブログの投稿で、両都市を招待し、ギガビットインターネット技術の導入を検討すると述べている。
Google Fiberの拡張計画を担当するディレクターJill Szuchmacher氏は、両都市のスタートアップシーンに触れ、合計人口は600万人を超えると記した。
「われわれは、米国の他の都市圏にGoogle Fiberを導入することを検討する中で、チェックリストを改善し、さまざまな場所でのネットワーク構築に備えてきた。現在、同じプロセスを使って米国最大の2都市と連携する準備ができている」(Szuchmacher氏)
Szuchmacher氏は、ロサンゼルスのエンターテインメントとファッション、シカゴの音楽といった両都市のスタートアップシーンの技術面以外の多様性についても触れた。
それでもSzuchmacher氏は、Googleがこれら2つの都市いずれについても必ずGoogle Fiberを導入することを保証できるわけではないとしている。
Google Fiberはこれまでに、南カリフォルニアで話題にされてきた。アーバインやサンディエゴは9月に導入候補地として挙げられている。
8月には、人口約140万人のテキサス州サンアントニオで、Google Fiber史上最大となる導入の準備を進めていることが発表された。
Google Fiberは現在3都市(オースティン、ミズーリ州カンザスシティ、プロボ)に導入され、運用中だ。5都市(ユタ州ソルトレイクシティ、テネシー州ナッシュビル、ジョージア州アトランタ、ノースカロライナ州シャーロット、ノースカロライナ州ローリーダーラム)への拡張計画も控えている。その他の導入候補都市には、カリフォルニア州サンノゼ、オレゴン州ポートランド、アリゾナ州フェニックスが含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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