しかし、仮想現実が盛り上がりを見せるためには、人々が同技術を自身の生活に取り入れることに慣れる必要がある。そのため、Googleは、できるだけ多くのVRコンテンツを制作しようとしている。Google傘下のYouTubeは11月、同社Androidアプリ向けに「Cardboardモード」を導入し、YouTubeの巨大ライブラリにあるビデオすべてを同ヘッドセットで視聴可能にした。VR対応していないコンテンツもCardboardを使ってより没入感があるものなっている。
アプリの動作方法は次のとおりだ。スマートフォンを手前に持ち、体をゆっくりと旋回させながら自分の周りの風景を撮影する。Podwal氏によると、撮影には平均で約30秒かかるという。するとアプリが画像を3Dに変換する。筆者の計測によると、この処理には約15秒かかる。同アプリのデモとして、カリフォルニア州サンタクルーズのボードウォークやキリマンジャロ山からの映像が提供されている。
現時点では、同カメラアプリはAndroid搭載スマートフォンでしか利用できないが、Podwal氏によると、Googleは同アプリをAppleの「iPhone」向けにも提供することを「検討中」だという。また、VR写真を他のユーザーに簡単に共有する手段もまだないが、同社チームはそれにも取り組んでいるとPodwal氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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