グーグル、仮想現実カメラアプリを公開--「Cardboard」で表示可能な3Dパノラマ写真を撮影 - (page 2)

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年12月04日 08時20分

 しかし、仮想現実が盛り上がりを見せるためには、人々が同技術を自身の生活に取り入れることに慣れる必要がある。そのため、Googleは、できるだけ多くのVRコンテンツを制作しようとしている。Google傘下のYouTubeは11月、同社Androidアプリ向けに「Cardboardモード」を導入し、YouTubeの巨大ライブラリにあるビデオすべてを同ヘッドセットで視聴可能にした。VR対応していないコンテンツもCardboardを使ってより没入感があるものなっている。

 アプリの動作方法は次のとおりだ。スマートフォンを手前に持ち、体をゆっくりと旋回させながら自分の周りの風景を撮影する。Podwal氏によると、撮影には平均で約30秒かかるという。するとアプリが画像を3Dに変換する。筆者の計測によると、この処理には約15秒かかる。同アプリのデモとして、カリフォルニア州サンタクルーズのボードウォークやキリマンジャロ山からの映像が提供されている。

 現時点では、同カメラアプリはAndroid搭載スマートフォンでしか利用できないが、Podwal氏によると、Googleは同アプリをAppleの「iPhone」向けにも提供することを「検討中」だという。また、VR写真を他のユーザーに簡単に共有する手段もまだないが、同社チームはそれにも取り組んでいるとPodwal氏は述べた。

Googleが提供する仮想現実写真の撮影を可能にするAndroidアプリ
提供:Google

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]