「スター・ウォーズ」が光速で「Google Cardboard」にやってくる。具体的には、米国時間12月2日より、新しい仮想現実(VR)体験という形で提供される。
Googleは、自社のアプリ群をスター・ウォーズ仕様に変更できる機能を提供することで、同映画シリーズの新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に忠誠を既に誓ったが、同社とDisneyの提携は装飾の範囲を越えて、独占コンテンツを含む全く新しいフォーマットにまで拡大する。
StarWars.comによると、Cardboard向けのコンテンツ提供で、Disneyは「フォースの覚醒」のオープニングと直接結びつく続き物の体験を約束しているという。このプロジェクトは、Lucasfilmの没入型エンターテインメントスタジオILMxLABが開発を担当しており、「iPhone」とGoogleの「Android」OS搭載モバイル端末の両方の「Star Wars」アプリで利用可能になる予定だ。
GoogleのガジェットCardboardでは、スマートフォンを組み立て式のダンボール製ヘッドセットに挿入することで、VRアプリを楽しむことができる。Cardboardは競合製品と同水準のインタラクティビティを提供するわけではないが、低コストなので、利用拡大を促すことができる(The New York Timesは先頃、購読者に同紙のVR記事を確認してもらうため、Cardboardヘッドセットを一部の購読者に無料で配布した)。
「フォースの覚醒」は2015年の映画興行収入ランキングで1位になると多くの人が考えている。そして、特別な独占コンテンツを入手できる機会をスター・ウォーズシリーズのファンに提供することで、このクロスプロモーション活動はGoogleに有利に働くかもしれない。より高価な主要端末の大半が発売される前に人々をVRに夢中にさせることができるからだ。
熱狂的なスター・ウォーズファン向けに、「人気の高いスター・ウォーズ画像」が印刷された4種類のカスタム版Cardboardヘッドセットも12月2日より提供される。提供開始後できるだけ早くスター・ウォーズVR体験を試してみたい人は、それまでにAndroid版またはAppleの「iOS」版のStar Warsアプリをダウンロードしておく必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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