スマートロック「Akerun」が自動ドアに対応--2016年春に発売

井指啓吾 (編集部)2015年12月03日 17時16分
 「Akerun Entrance」本体。
Scroll Right Scroll Left

 「Akerun Entrance」本体。

 スマートロック「Akerun(アケルン)」を提供するフォトシンスは12月3日、自動ドアに対応する新たなスマートロック「Akerun Entrance」を発表した。2016年春頃に発売する予定。現在は三井不動産グループの関係物件で実証実験を進めている。同社代表取締役社長の河瀬航大氏は「3年後には、マンションや路面店、福祉施設を中心に6000棟(ドア)に導入したい」と目標を示した。


フォトシンス代表取締役社長の河瀬航大氏

 モジュールを自動ドアの内部に取り付けることで、Akerunのアプリをインストールしたスマートフォンが近づくと、BLEまたは赤外線を介して自動ドアが自動で解錠されるようになる。既存のAkerunと併用することで、建物のエントランスと自室の玄関ドアの鍵を一括管理できるようになり、ハンズフリーでの入室が可能になる。

 IoTゲートウェイ「Akerun Remote」を追加して「Akerunオンライン鍵管理システム」を導入すると、PCで使える管理画面「Akerun Manager」からの遠隔解錠や、URLを使った合鍵発行でフィーチャーフォンに対応できるようになる。

 初期費用は9万5000円から、月額費用は3万6000円からを予定。

 河瀬氏は「1つのAkerunアプリで、あらゆる物件のドアが開いて、場合によっては決済もできるような、物件の権限管理ができるプラットフォームを目指す。そのために、このAkerunモジュールを徹底的に広げていきたい」と意気込みを語った。今後、ドアホンやエレベータのボタン、電気錠などに取り付けることも検討していくという。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]