ローソンHMVエンタテイメントの代表取締役社長である坂本健氏は「HMVの経営を2010年に引き継いだ時は、すでに渋谷の旗艦店は撤退しており、残念ながら渋谷にHMVが存在しない状態だった。いつの日か渋谷にHMVを戻そうと努力を重ね、ようやく今回の出店が決まった。
この時代に出店するのであれば、CD専門店ではなく、店舗自体が日々編集されていくような、新しい出会いと発見ができるようなショップが作れないだろうかと目指したのが今回のHMV&BOOKS TOKYO。フロア内には私たちの店舗だけでなく、ほかのショップにもコラボレーションで出店していただいており、新しい形にできた」と出店理由を話した。
HMVでは、CD、DVD、音楽関連書籍などを取り扱う既存店、中古レコード、CDなどを取り扱う「HMV record shop」、新業態のHMV&BOOOKSと3つの業態を持つ店舗を運営しているが、2018年度末までにHMV record shopを現在の1店舗から5店舗へ、HMV&BOOKSを10店舗まで拡大する計画。新業態となるHMV&BOOKSは10店舗合計で100億円の売り上げを目指し、HMV合計では600億円を目標に据える。