ローソンは8月6日、子会社であるローソンHMVエンタテイメント(LHE)を通じ、映画館事業を展開するユナイテッド・シネマの持株会社であるユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングス(UEH)の株式を、アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合のファンドから取得する株式譲渡契約の締結を発表した。
LHEは新たにローソンHMVエンタテインメント・ユナイテッドシネマ・ホールディングス(LHE-UC)を設立し、LHE-UCと通じてUEHの株式を取得。ローソン傘下でユナイテッド・シネマの映画館事業を展開する。株式の譲渡完了は8月26日を予定。
ローソンのエンタテインメント関連のサービスは、子会社であるLHEが、利用者の望むコンテンツの商品やサービス(CD、DVD、本、ライブチケットなど)を全てワンストップで提供する「ユーザー360°エンタメサービスを実現する」を方針に掲げて事業を展開。チケット事業では流通高で1位となり、CDやDVDを中心とした物販事業(HMV/Loppi)は、ローソンとのシナジーを活かし、差別化した商品を展開している。
今回の株式取得は、業界3位で全国36箇所、331スクリーンの映画館を展開するユナイテッド・シネマをグループに加えることで事業領域を拡大することが目的という。
今後は映画コンテンツとのタイアップを強化することによる、ローソン、HMV、EC、映画館との相互送客の実施のほか、約6400万人のPonta会員に向けた特典を提供することで、動員力の向上、ライブビューイングやイベント、ミニライブなどによる稼働率向上を狙う。また映画館でのローソン、LHE商品の販売なども予定されている。
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