Appleはシンガポール最大のクリーンエネルギー供給企業Sunseap Groupと提携し、同国で2500人が勤務するAppleのコーポレートキャンパスと直営店への電力供給を受けることが明らかになった。この電力は、800棟の建物の屋上に設置されたソーラーパネルを使って生成される。
Appleはこのシンガポールでの契約により、一般家庭9000戸分に相当する50メガワットの電力が生成されると見込んでいる。そのうち33メガワットの電力を、同社キャンパスと新たにオープンする直営店に利用する予定だ。
今回の発表は、Appleがシンガポールでも直営店をついに開設する計画であるとするうわさが事実であることも裏付けている。シンガポールは長い間、大型市場と並んで製品が世界で最初に発売される国々のリストに入ってきたが、国内にApple Storeは開設されていなかった。
その代わりにAppleは、シンガポールの顧客層を対象とした小売りやサービス業務を、地元の販売業者であるApple Premium Resellerに頼っている。新たに開設される直営店は、Appleがシンガポール市場をこれまで以上に重要視する姿勢の表れとなる。シンガポール市場は現在、同地域のより献身的なファン層を対象とするショッピングハブとしても機能しており、そうしたファンは、新製品の発売期間にApple端末を手にしようとシンガポールを訪れることが多い。
新たな直営店は、シンガポールのオーチャードロードにあるショッピングエリアの中心部に位置するものとみられ、広さは1万5000平方フィート(約1400平方m)超となる見込みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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