YouTube、音楽アプリ「YouTube Music」をリリース - (page 2)

Joan E. Solsman (CNET News) 翻訳校正: 編集部2015年11月13日 08時39分

 音楽業界は、デジタルの時代で利益を得ることにおける最善の試みとして、音楽サブスクリプションに期待をかけている。有料サービスは急速に成長しているが、米国では依然としてニッチな存在だ。サブスクリプションは2015年前半に米国音楽販売の15%を占めたと、全米レコード協会(RIAA)は述べている。Spotifyは、世界をリードするサブスクリプション音楽サービスで、2000万人の有料サブスクリプション会員を有し、6月の段階でアクティブユーザーが7500万人となっている。

 Fowler氏は、YouTube Music Keyが失敗だったという考えを否定する。同氏は、その1年間の限られた規模のユーザーに対する「ベータ」試用を貴重なテストの場と表現する。このことからGoogleは、YouTubeが方向性を変えて、同サイトにあるビデオすべてに及ぶようなより大きな有料サービスを構築する必要があることを学んだ。「ベータ公開をGoogleではやるが、歴史的に見て、長期にわたってベータのままになっている」と同氏は述べる。

 YouTube Musicは、米国においてGoogle製「Android」OSを搭載する端末とAppleの携帯端末に対して提供されている。同アプリをダウンロードすると、YouTube Redを14日間無料で試用することができ、通常は有料で提供されている特典機能をすべて体験することができる。YouTube Redでは、新規ユーザーに対して1カ月間の無料試用期間が提供されており、それを利用すれば、YouTube Musicで同じ特典機能をさらに長い期間無料で体験することができる。

ビデオサイトYouTubeの音楽アプリYouTube Music
ビデオサイトYouTubeの音楽アプリYouTube Music
提供:Sarah Tew/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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