Microsoftによると、新しいペンは、レイテンシが軽減されているほか、1024段階の筆圧を感知できるという。全体的に素晴らしい完成度で、2014年のバージョンから向上している。別売りの交換可能なペン先は、特定の書き心地や芯のサイズを求めるアーティストの興味を引くはずだ。
ただし、筆者の言葉を鵜呑みにしてはいけない。われわれは、漫画家でアーティストのDan Parent氏(「アーチー」コミックでの仕事で最もよく知られる)にSurface Pro 4と「Surface Book」の両方をテストしてもらうことに成功した。紙と「Photoshop」のようなプログラムの両方で作業するイラストレーターとして、Parent氏はSurface Pen、特にその消しゴムの使用感に感銘を受けた。米CNETの動画で、より詳細な同氏の反応や実際に描画するデモを確認できる。
Surface Pro 4を過去のモデルと並べて比べたときの世代間の最も明白な違いは、キーボードカバーかもしれない。別売りのアクセサリではあるが、Type CoverはSurfaceエコシステムにとって欠かせない一部である。それに、Surface Proを購入するのに、別売りで129ドルのType Coverを入手しない人などいるのだろうか。
新バージョンのType Coverは、キーボード自体に大きな変更が施された。従来のType Coverでは、幅広のキーがほぼ隙間なく配置されていたが、今回は広い間隔で配置されたアイランド型キーに置き換えられている。現在販売中のほぼすべての消費者向けノートPCで採用されているルックアンドフィールに近くなった。実用面に関して言えば、より短い時間でキー入力に慣れることができる。筆者はすぐにSurface Pro 4のキーボードで正確に文字を入力できるようになった。過去のバージョンでは、いつも慣れるのに時間がかかったし、文字入力が完全に自然に感じることはなかった。
さらに、Type Coverに組み込まれたタッチパッドも改善された。ほとんどのハイブリッド端末のタッチパッドは、いいかげんである。過去のSurfaceカバーにタッチパッドが搭載されたのは素晴らしいことだが、なんとか使いものになるという以上のものでは決してなかった。新しいバージョンのタッチパッドは、少し大きくなっている。しかしもっと重要なのは、反応がよくなったように感じることだ。表面のコーティングはハイエンドのタッチパッドのような感触である。2014年のモデルは、プラスチック感が顕著だった。今でも「MacBook」のタッチパッドほど反応がよいわけではないが、正しい方向に進んでいるのは確かだ。
新しいType Coverは、2014年に追加されたもう1つの重要な特徴を引き継いでいる。それは上部に配置された補助的なヒンジで、これに沿ってカバーを折り曲げることができる。こうすることで、磁石で接続しつつType Coverの後部が持ち上がるので、ユーザーはより自然な角度で文字を入力することができる。
次回に続く。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?