韓国は現在、世界最速のインターネット速度を誇っている。そのような韓国が第5世代モバイルネットワーク(「5G」としても知られる)をいち早く実現すると考えるのは、理にかなっている。
韓国で最も広く使用されているモバイル通信事業者のSK Telecomは現地時間10月29日、「5G Playground」を開設するとともに、同社が5Gネットワークを提供する世界初の事業者になることを宣言したと、The Korea Heraldが報じた。5G Playgroundは、始まったばかりの同ネットワークサービスの研究に特化した施設だという。
5Gは、4G LTEに続き、ワイヤレスインターネット接続の次なる重要なアップデートとなる技術だ。報道によると、SK Telecomは最大19.1Gbpsの通信速度を実証済みで、これは、韓国の4G LTEユーザーが現在利用している25Mbpsの1000倍近い速さだという。5Gは、2Gバイトの映画を1秒に満たない時間でダウンロードできる速さだ。
SK Telecomの最高経営責任者(CEO)であるChoi Jin-sung氏は、Playgroundの開設に際して「SKTは世界初となる5Gネットワークの商業化を達成するため、努力を惜しまない」と述べた。
SK Telecomは、テクノロジ大手のサムスン電子、Nokia、Intel、電気通信インフラプロバイダーのEricsson、エレクトロニクス企業Rhode & Schwartzとの提携により設立された同センターの開設において、2017年までに試験ネットワークを稼働させる予定だと述べた。これは、世界標準の商業使用可能なネットワークが登場するとされる2020年よりも先になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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