Microsoftの「Android」向けランチャー「Arrow Launcher」がベータ段階を終了し、「Google Play」ストアからインストールできるようになった。
Microsoftが米国時間10月28日にGoogle Playで正式に公開したこのアプリは、Androidを「超シンプル化」するとうたっている。
Microsoftは、Androidのホームスクリーンをどう整理すべきかについて、Arrow Launcherで同社なりの見解を示し、「自分のスマートフォンとの関係を複雑にする必要はない」としている。
このアプリは数カ月前から存在が知られていたが、入手するための正式なチャネルは招待制に限られていた。NokiaのAndroidランチャー「Z Launcher」と同様、MicrosoftのArrowも使うほどに改善され、ユーザーから見た重要性に基づいてアプリや連絡先の配置が変更される。
多くのAndroidランチャーのように、Arrowはページの再配置、ウィジェットの整理、サードパーティー製テーマの追加、ドックのカスタマイズができる。さらに、ノート機能やリマインダ機能も組み込まれている。
このアプリの存在に関する詳細が明らかになった時点で知られていなかったのは、Microsoftのどの部門が開発しているかということだ。
Microsoftは29日、ArrowがMicrosoft Garageのプロジェクトであることを明らかにした。Microsoft Garageは、「iOS」、Android、「Windows」を搭載したデバイスで動作する多くの実験的アプリを担当するMicrosoftの開発部門だ。Garageポータルでは、さまざまなプラットフォームを対象としたプロジェクトが数多く紹介されているが、その中には、Android向け「Next Lock Screen」、iOS向け「Twist」、Windows向け「Snip」などのアプリがある。
Arrow Launcherの「生みの親」であるLawrence Ripsher氏によると、Microsoft Garageはこのアプリで大きな計画を立てているという。
Ripsher氏はArrow専用ウェブサイトで、「われわれはユーザーの好みを知るために、見えないところで多くのスマートな機能を追加したが、今後もこの分野に多額の投資を行っていく」と述べている。
Ripsher氏によると、今後数週間でさらに多くの新機能が追加されるという。
これまでのところ、Google PlayにおけるArrowのインストール数は1万~5万となっている。一方、Next Lock Screenのインストール数は100万~500万にも達している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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