カリフォルニア州マウンテンビュー発--Googleの新しい親会社Alphabetが手がける「Project Loon」プロジェクトでは、高高度飛行する気球を使って世界の遠隔地域にWi-Fiアクセスを提供している。Alphabetは米国時間10月28日、インドネシアで気球の試験飛行を開始することを明らかにした。
Alphabetは、今後1年間にインドネシアにWi-Fi気球を提供することで、同国の通信事業者Indosat、Telkomsel、XL Axiataの3社と仮契約(いわゆる「覚書」のこと)を締結した。
Googleの共同創設者でAlphabet社長のSergey Brin氏は、「ここからインドネシアまでの物理的な距離は大きいものの、世界中で人々の心の距離はますます縮まっている」と当地で開催された報道機関向けイベントで述べた。
一方、同様の目標を掲げるFacebookは、気球の代わりにドローンを使用することを目指している。Space Xの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏も、インターネットで世界中を接続するために低高度飛行をする安価なクラスタ衛星を打ち上げる計画だ。
Alphabetは、本格的な商業打上げの日程は未定だとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果